ついちょっと前に絵コンテを描く事があったので用語なんかをまとめてみようと思う。
絵コンテ描くいていると、アレなんて言うんだっけってド忘れ最近多く主に自分用でもあるのですが。
まとまってると何かとありがたい。
フォトショップ用に絵コンテテンプレート(A4サイズ)も下でダウンロードできるので、良かったら是非。
カメラワーク用語
Pan(パン)
カメラを固定したまま、横方向もしくは縦方向に振る動きで、見た目は横(縦)に移動しているようになる。
縦方向で上方向に見上げれば“Pan up” 下方向に振れば “Pan down”なんて言ったりもします。
縦方向の場合は “ティルト”とよばれることもあります。
情景や空間を説明するのに優れた技法です。
Follow (フォロー)
被写体をカメラ内に固定して移動させるときに使います。
カメラは一緒に並走しているので見た目は背景が流れているようになります。
Followには移動する被写体をカメラが追従させるものもあり、“Follow Pan” や“つけPan”と言います。
この場合は被写体は画面に固定ではなくカメラが追いかけるようになり、背景も動きに合わせて流れてる感じですかね。
Zoom up/back(ズームアップ/バック)
カメラは固定したまま焦点距離を調整し拡大縮小させます。
被写体を拡大表示するのを “Zoom up”
被写体を縮小表示するのを “Zoom back”
Track up/back(トラックアップ/バック)
被写体にカメラが近づくのが “Track up”
被写体からカメラが遠ざかるのが “Track back”
“TU”や“TB”なんて略して書くことが多いです。
Fix (フィックス)
カメラを動かさず固定撮影することです。
基本的に何も書いてなければFixであることが多いと思います。
画面動
小刻みに動かしながら撮影すること。
振動しているような見え方になる。
演出用語
Fade in/out(フェードイン/アウト)
明るくなりながら画像が現れることを“Fade in”
暗くなり画像が消えて見えなくなることを“Fade out”
画像やオブジェクトのアルファ値を変動させ徐々出現させる(消失させる)ときも“Fade in”(“Fade out”) と言ったりします。
“FI”や“FO”なんて略して書くことが多いです。
White in/out(ホワイトイン/アウト)
白コマにつなげ画面を白くとばして見えなくなるのを“White out”
白コマの明るい画面から画像が現れるのを“White in”
黒でやると“Black out”と言います。
Grow out (グローアウト)
露出過多で光輝いて白とびして画面が明るくする。
ほわーって明るくなる感じ“White out” ににてるね。
Overlap(オーバーラップ)
前後のカットを重ねてFIとFOさせつなげる。“クロスフェード”なんて呼び方もします。
“OL”なんて略して書くことが多いです。
Focus in/out(フォーカスイン/アウト)
ぼけてる画面からピントがあう“Focus in”
逆にぼけさせるのが“Focus out”
wipe (ワイプ)
前後のカットを拭き取るように転換させる手法。
転換中の淵部分の切れ目を何らかのオブジェクトをおいて目隠しして見せないようなやり方で使用することも。
丸いワイプを“アイリスイン/アウト”呼び方もします。
絵コンテ用紙テンプレート
画像は見本です、下のボタンからzipをダウンロードして、展開して使用してください。
中身はA4サイズのpsdデータとなっており、文字や数字はテキストレイヤーでダミー文章が入っています。
任意に書き換えて使用してください。
汎用的に使用できるようにしてますが、今後ヒマだったら、ちょっと改良するかもかも。
改良しました。上のダウンロードも更新済み。
おわりに
基本的なところでいろいろ書いてみましたが、他にもまぁいろいろな用語があったり、
演出さんや監督さん、実写撮影やアニメ業界なんかでも結構書き方・使い方が違いがあったりするらしいです。
まぁなんとなくわかればいいのかな(ナゲヤリー)
ゲーム業界での絵コンテは、動画などではない限り殆ど省略されることが多いです。
作業がほぼひとりで完結するような仕事環境であれば、まぁ必要ないことが多いですしネ。
実際の開発ではデータを実装後、実機でアートディレクターにチェックなんてのがほとんどかと。
ただ、たまに必要になることもあるので、なんとなくでも描けると重宝されるかもですよー。
描かないにしろ、アニメーションや演出の際は頭の中で絵コンテをそれとなくイメージするようにしておくと良いと思います。
コメント
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