如月も終わり弥生に移りかわり暖かい春を感じる日々いかがお過ごしでしょうか。
もう3月かぁ、早いものだ……。
言語によるエクスプレッションのエラー問題
久しぶりのAfterEffectsネタです。
このプロジェクトにはエクスプレッションエラーがあります……、
AfterEffectを使っている方なら一度は見たことがあるはず(ない人もいるだろうけど)
言語の違うAfterEffectsを使用していてるデータを共有して使っていたり、テンプレートを購入したときなんかに、エクスプレッションのコード文をindexではなく名称などで引用していたりすると発生するエラー。
数が少ないなら良いんです(良くはない)が、さすがにこの画像のように117個もあるよーと怒られると、ちょっとしょんぼりしちゃいますね。
上記のサイト様でも書かれてますが、例えば自分が日本語版を使用していてでのエラーが発生するならば英語版に起動し直すという方法もなくはない解決手段です。
昔書いた記事にPhotoshopを英語化する方法を書いてますが、実は下の方にAfterEffectsの英語化の方法を一緒に書いてるのでまぁ良かったらどうぞ。
本題:解決のためのjsx(スクリプト)
さて、実際問題、エクスプレッションはユーザーが自由に書き換えが出来るものですのでエラーを無くすという意味では自分で書き換えるという方法もあったりします。
ただ117個もあると正直ダルィ ダルすぎるよ……。
というわけでのjsx(スクリプト)でやっつけちゃいましょう!
使い方
まずは基本的なスクリプトの使い方。
というか起動方法は色々あるんですが、とりあえず一番簡単なやつでAfterEffectから呼び出してみましょう。
AfterEffectのツールバーの「ファイル」→「スクリプト」→「スクリプトファイルを実行…」を開いて
任意のjsx”Run_AE_ExpressionRepleice.jsx“を起動します。
起動すると以下の様なウインドウが開きます。
下部の「OK」ボタンを押下すると置換が開始します。
項目「■Language Selection」
自分が使用しているAfterEffectの言語を選んでください。
良くエラーで表示される項目をこちらで12点ほどデフォルトで設定してますので、そちらが置換する項目でセットされます。
任意に置換したい言語を設定するときはどちらを選んでも問題ございません。
項目「■Influence」(v1.2より追加)
置換の対象範囲を選択できます。
今までどおり(v1.1以前)のエクスプレッション全文に影響する「エクスプレッション全て」に加え
- コンポジションの名称のみに影響する「Comp名称」
- レイヤーの名称のみに影響する「Layer名称」
- エフェクトの名称のみに影響する「Effect名称」 ※デフォルト設定
を組み合わせて選択することが出来ます。
項目「■Phrase Substitution」
置換対象の文言を設定します。
左側の文言が右側の文言に置き換わります。
最大12点まで同時に置換できますが、数を絞ることも可能です。
左側のチェックボックスにチェックがあるものが置換対象になります。
上部にすべてを選択する(チェックボックスにチェックをつける)ボタンと、
全てを解除するボタンもありますのでよかったら使ってください。
使いかた -動画-
ダウンロード
BOOTHにてお求めやすい価格にて販売いしております。よろしくお願いいたします。
Lite版もありますので、試してみたい場合は無料ダウンロードのLite版をお試し頂ければと思います。
おわりに
そもそも前々からエクスプレッションを置換するツールが欲しかったので作ってみました、
たまにテンプレートを購入すると出てくるエラーも対応できるので一石二鳥ってやつですね。
取りかかってみて意外と簡単に作れるかと思ってたんですが、AfterEffectsはコンポジション内の各要素の参照関連をすっかり忘れていたのでちょっと難儀でした(笑)
AfterEffectsを使用する人はエクスプレッションを弄る機会がほぼほぼ発生すると思いますので、
そのときにちょっとだけでも楽が出来るようになってくれると嬉しい限りです。
よかったら使ってくださいな。
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